winter's scarecrow

2017年 08月 27日 ( 1 )

キャビンアテンダント


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20代初めの頃、羽田発サンフランシスコ行きの China Air Line (中華航空・台湾)のチケットが安くて安全との評判でそれからいつも中華航空。

航空会社によるが機内での飲酒はアジアの航空会社はタダだったので、ここぞとばかり「すみません、Budwiser もう一本」と何本頼んだんだろう? 
「大丈夫ですか?機内での飲酒は気圧の関係で酔いますよ」と日本人のキャビンアテンダントが笑顔で忠告してくれていた。

それから10ヶ月後、サンフランシスコ発羽田行きの便に乗ったらまた前回のCAが搭乗していた。

同じようにビールとバーボンをおかわりしていると「ダメですよ」とまたの笑顔の警告。「眠気がなかなかこないんで」。
私より5,6歳は年上、JAL やANA の CA とは違ってちょいとラフでサーファーぽい。 そんな気さくさが NHK の桑子アナと似ていた。ちゃんと私を憶えていてくれた。

皆が寝静まっても、睡魔がくるまでと呑んでいる私に「これ、食べて」と小声で、大きなカットのケーキを持ってきてくれた「今日は仲間の搭乗員の誕生日で、よかったら食べて」と。


先日、新千歳空港から伊丹へ便の出発が一時間遅延で乗客のいらだちが蔓延した機内、♪ 果てしない大空と広い大地のそのなかで・・♪と柄の良くないオジサンの歌声が機内に流れたらしい。
機長もよく松山千春にマイクを持たせることに同意したと感心する。

氷川きよしが ♪ ずんずん ずんずどこ ♪ をとマイクを持ったり、さだまさしが 北の国からのテーマソングや関白宣言を歌いたいと言い出したらどうするんだろう? 

日本の鉄道もフライトも世界で一番の正確さを誇る。 定刻通りに運行するのは私たちは当たり前のように思っている。
子供はこうする「べき」、女性はこうある「べき」、役所のサービスも百貨店やホテルの対応のこうある「べき」、日本人は100点を求め過ぎているきらいがある。

世界のどこへ行っても「べき」は通用しない。 正確さやおもてなしに慣れっこになっているのかも。

いまだにあの桑子さんに似た中華航空の CA のおもてなしが忘れられない。
「ありがとう!」の一文を書いたメモでもそっと渡せばよかった・・・。



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by w-scarecrow | 2017-08-27 23:41 | そのほか | Comments(2)