winter's scarecrow

2017年 05月 01日 ( 1 )

はじまりの唄



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♪ うさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さま 見ては~ねる ♪

まんまるなお月さま、目を凝らして見てごらん。

影絵のように餅をつくうさぎがいるんだよ。 周りの子たちもみんなうさぎが見えるという。

「ぼくにはそう見えないけど」と小さな声で囁く孤独感。



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作家の藤沢周平さんは " わんこそば " が苦手だった。

お代わりを勧める掛け声がどうしても好きになれなかったらしい。
太平洋戦争末期、軍国少年だった藤沢氏は級友たちを誘い予科練を志願した。 級友は無事帰還したが、熱気の去った戦後、「私も加害者だった」と深く悔いた。
煽ることがどれほど罪深いか。わんこそばが苦手なのは掛け声がかつての「煽ること」への記憶を呼び起こすからという。


「空」という漢字は小学一年生で習う、教室の窓から見える真っ青な空に向かって大きく書いてみる。

「母」という字は私たちの始まりの場所、広くてやさしくて海みたいなもの。


巨大な戦闘能力を備えた空母は教室から眺めた「空」でもなく、やさしい「母」でもない。

ミサイルが発射されたとのことで公共交通機関が止まった。
毎日TVでは「いつミサイルが発射されるか?」の異常なまでの過剰な報道。
小学生までも「明日、みんな死ぬかもしれない」と言いあっているらしい。

危機を煽ることで、誰が間接的に得をするんだろう? 歴史は繰り返す。 


「空」と「母」って素敵な字なのにね。

激しい雷雨の後、めっきり肌寒くなった。 スピーカーからは 大橋トリオの





♪ はじまりの唄 ♪ が流れている。


五月に入った。 




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by w-scarecrow | 2017-05-01 20:17 | そのほか | Comments(2)