八咫烏 都庁前
1月2日、箱根駅伝の往路が東洋大が一位で優勝。
どうしても箱根駅伝が好きになれないのは昔はジープ、今はトヨタの運営管理車? なにか固い言葉になっているが監督が乗る伴走車。
その伴走車から拡声器で選手にかけられる言葉がすごい。
「お前、男だろ!」
「腹を叩く暇があったら 走れ!」
「いいか、その一秒を削り出せ!」
まるで監督たちのダミ声は右翼の街宣車だ。 後半は浪花節に入っていく「お前がいてくれた4年間ありがとう!」
どうしてもかつての米国でのヒット作 " ROOTS" のクンタ・キンテを思い起こしてしまう。農場主との主従関係。
駅伝の走者たちにはどう聞こえているんだろう?ムチをもったトランプみたいな農場主から逃れたいの一心で走る奴はいないだろうが・・。
「中継車の方、もっと前にお願いします。これからスピード上げますんで」という謙虚な監督もいる。
青学大の原監督は、
「いいよ、そのままパフィーのリズムでいこう」
「中継所に彼女が待っているんだったら、区間記録出してみような」
箱根駅伝、伴走車に梅沢富美男が同乗しているようでうるさい、画的にもトヨタの軍団が邪魔でしょうがない。
かつて松田優作、萩原健一、地井武男が " 太陽にほえろ " でピストルを持って走り廻っていた新宿西口公園の真ん中、都庁の真下に十二社・熊野神社がある。
今年の初詣は小田急・参宮橋駅で下車、熊野神社へ。下車する人の90%以上の人々が明治神宮方面へと消えてゆく。
なでしこ JAPAN も出陣前にここ熊野神社に参拝し、八咫烏(やたがらす)のお守りは彼女たちのユニフォームに縫いつけられたという勝負の神様。
今年は私の住む氏神さんの代々木八幡宮でもなく、安産祈願で有名な神社でもなく勝負の神様に祈願することにした。
まずかったのは勝負の神様に4つ5つのお願いをしてしまった。 勝負なので一点に絞ればよかった・・。
あと自分の名前と住所、郵便番号を言うのを忘れてしまった。
小田急、京王百貨店のデパ地下は「うそ?」と思うくらいに人、人、人。
ご老人から、ベビーカーに乗る乳児まで。なにもこんな混んでる三が日に。
三が日が終わろうとしている、フラリーマンのお父さんたちも家庭から離れやっと会社へ行ける。
また日常が待っている。 八咫烏のお守りをポッケに入れ私の一日もまた始まる。
by w-scarecrow
| 2018-01-03 22:11
| 散歩