winter's scarecrow

音 



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音に対して鈍感になってきたのはいつからなんだろう?

渋谷、新宿、秋葉原、どこの街に行っても音の渦に包まれて疲れてしまう。 街のなかに音のない場所はどこにもない。

小さな洋服屋でも、小物屋でも電気屋でも店頭の小型の BOSE のスピーカーからデジタルなサウンドが流れている。
通行人に聴かせるための音楽ではなく、刺激を掻き立てる音。

私も以前、自転車に乗るときはイヤホンで音楽を聴きながら走っていたが、圧縮されたデジタルサウンドに疲れてしまった。
今は横を走るバイクの爆音に「うるせっ!」と声に出しながら走っている。

なぜ音楽を聴くのに少しばかりのイライラがあるんだろう?
POPS の殆どは " 打ち込み " というPCを使って打ち込んだシンセサイザーの音で作られている。 今に始まったことではないがドラムの音もオーケストラらしき音も機械が作ったサウンド。

名ベーシストや名ドラマーの生に近い音が聴きたい。

今、若者たちの間でもアナログサウンドが見直されている。 アナログレコードのリリースも専門店も増えてきた。
デジタル音源よりもより人の呼吸に近く、耳にすっと入ってくる。
12インチ の LP レコード盤のジャケットを眺め、溝に刻まれた世界に想像を広げる。 

求められているのはデジタルサウンドの息苦しさの裏返しなのかもしれない。

窓から入る風に時を委ね、レコードに針を落とす。 
そんな音楽を聴くルーティーンがほしい。


土用の丑の日、並べられたうなぎを横目に牛スジを買ってきた。 今、コトコトと鍋が仕事をしている。
たまにの贅沢、半月のスイカも買った。 薄い半月。 Pino も買ってきた。


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by w-scarecrow | 2017-07-25 21:01 | そのほか | Comments(0)