winter's scarecrow

雨音


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 晴れの日は不愛想なトタン屋根や転がる空き缶が 雨粒が当たるとみるみると楽器となり 音を紡ぎ

        色のない街に鮮やかな彩色と輪郭を浮かびあがらせてくれる

        降りかたによっては管楽器にもなり 打楽器に似た音色を奏でる

        そんな雨の日の音が好きだ


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父の日、学生時代の友から連絡があった。「久しぶりに皆で会うことになったから××日は空けといてな」

いつもの7人で集まるというが、この7人珍しいことに酒を呑むのは私を含めて2人だけ。
おじさん7人が焼肉やお好み焼きを囲んでただ食べるだけ、呑べえ2人が浮くのなんの、この健全さが辛くて毎回断ってきた。

この7人のうち5人、酒は飲まないが麻雀や競馬の賭け事とゴルフが大好き。 麻雀もギャンブルもゴルフもやらない私には話題も酒も進まない。

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電話をくれたSくんはいつも私のことを気遣ってくれる。

実家が近いので、今でも私の母の顔を見に立ち寄ってくれる。 感謝。


今の子供たちは生卵を割れないし、サンマの塩焼をちゃんとした箸さばきで食べれない、デパートで買ってきたカブトムシの片足が取れてしまったのでデパートに直してもらいに行く!信じられないぞ、結局親が悪いんだけど。なんて嘆いていたSくん。

Sくんは息子2人。 次男の息子さんが知的障害を抱えている。
以前、Sくんと代官山の西郷山公園で二人で花見をしたときにSくんは小さなタウンユースの自転車に乗ってきた。 下戸なSくん、私が呑む缶ビールまで買ってきてくれた。

「格好いいチャリじゃん!」
「働き始めた次男と上のお兄ちゃんが、父の日にプレゼントしてくれたんだ」
「子供たち、もうそんな大きくなったんだ・・」
「ずうたいばかりだけど」


酒を呑まない旧友たち、今回も断るか顔を出すか迷っている。 いつもの初恋談義でも聞いてくるか・・。 奴らはしらふで遠い日の思い出を語れる。




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by w-scarecrow | 2017-06-19 22:05 | そのほか | Comments(0)