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winter's scarecrow

言葉


笹塚にある中村屋東京工場横を通る、工場入口前には肉まん、あんまん、伝統のある中村屋のカレーの缶詰を置く売店がある。



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              6年前の3月11日、福島県で被災した10歳の男の子が書いた詩が心に残る。


                  強い地震の中 
                  「大丈夫だよ 絶対」とお母さんが言った
                  その言葉で少し 落ちついた
                  まるでま法の言葉だった
                  停電で暗い中
                  お母さんは笑っていた
                  いつも 「大丈夫強いんだから」と言っていた
                  ま法の言葉を連発した

                  震災から一ヶ月後
                  お父さんが東京から帰ってきた
                  お母さんは泣いた
                  お父さんの顔を見て 涙を流した
                  頑張った涙
                  お母さんが 頑張るま法から解放された涙
                  ま法つかいのお母さんは
                  この時から 震災前のお母さんに戻った
                   
                  今度は ぼくがお母さんを守る
                  ま法つかいにならなくても
                  強くなって ぼくはぼくのままで
                  お母さん そして家族を守る



震度7を2回も記録した熊本地震からもう一年が経とうとしている。

「一年ってあっというまに過ぎてしまう」など言う不届き者の私。 被災された方々はどれだけ長い一年だったんだろう?
絶望から希望へ、どんな指針が被災者の糧となっているんだろう?

原発事故で故郷を追われ、全国に居を移し慣れない土地で暮らしている被災者の方々、その子供たちに浴びせる残酷な言葉。
不確かな情報や差別やデマを大人たちの会話から耳にする、いじめる側の子供たち・・。

道徳の授業が復活する。
受けるのは小学生ではなく、大人たちの方かもしれない。


タケノコご飯を作りたかったが作物の裏年のため、タケノコの値段が高く諦めた。
500円分のアサリを買って深川めしにした。 3日間分。 炊き込みご飯は不思議と飽きない、おかずは少しでもいいから助かる。




by w-scarecrow | 2017-04-11 22:08 | そのほか