winter's scarecrow

おにぎり

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飛び石連休2日目、昨日の強風はどこへ行ったのか新緑輝くご近所の公園で、缶コーヒーを持って一休み。

先客でグラフィックデザイナーの H さんが公園の中央にある大きな木を細目で眺めている。

「w さん、風を描くのって難しいですよね・・」と UCC の缶コーヒーを口にする。
「北斎の富嶽三十六景の中にありましたよね・・」と Wonda を飲み答える。
「あれは強風ですも」

そんな吹けば飛ぶような他愛もない話をしていた。 H さんと公園で会うのは初めてだ。

トイレットペーパーとブルーレットを買って部屋に戻ると、こんな春の日にはピッタリの Lou Reed / Walk on the Wild Side が FM から流れていた。



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道中の旅人が突風で四苦八苦している北斎の " 遠州江尻 " 。

弥次さん喜多さんもきっと食していた静岡・藤枝地方のクチナシの実で染めた握り飯 " 染め飯(いい)” というのがある 。

いつか TV 番組で観たときその鮮やかな黄色いご飯にびっくり。

疲労回復に良さそうで、江戸時代の東海道人気グルメだったらしい。


" おにぎり " と " おむすび "

ローソンはおにぎり、セブンイレブンはおむすびと表示してある。

でも地域別の呼び方は諸説あってはっきりしない。

握り方は、山を神格化していた時代、その力を授かるように山型にしたのが始まりだという。


私は山型のおにぎりを上手く握ることができない。

母もそうだった。丸っこいおにぎりに海苔をグルグルと巻いていた。

小中学校は給食、高校以降は学食と母の手作り弁当を食べたのは幼稚園のときと2泊3日で行った林間学校、運動会のときくらいしか記憶にない。

小学校高学年で行った山中湖畔の林間学校、お腹の調子が悪く母に持たされた大きなおにぎり2つのうち1つしか食べることができなかった。

「みんな、残ったお弁当はロッジのごみ捨て場に持って行くんだぞ!」とバスが到着するなり先生の声。

でも、なぜか捨てられなかった砲丸みたいな母の作ったおにぎり。

2日後、匂いのしないよう紙でしっかり包んだおにぎりを家まで持ち帰ってしまった。

「こらっ~、見つけたぞ」と母からのお叱りを受けてしまった。(そうだ、うちじゃなくお隣のKさんちのゴミ箱に捨てればよかったんだ)


100人いたら100通りの思い出があるおにぎり。

「人生最後の食事は?」と訊くと「おにぎり」という人が多い。

私はぎんなんが3個入った茶碗蒸し。
by w-scarecrow | 2016-04-30 17:17 | そのほか | Comments(2)
Commented at 2016-04-30 17:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by w-scarecrow at 2016-05-01 22:10 x
鍵コメさん、こんばんは。
早く終息してほしいですね。そう願うばかりです。
湯布院にも別府にも旧友がいますし、日出にも友人の実家があります。
大分空港から鈍行の路線バスに乗って杵築の風景を眺め、別府や湯布院の湯に浸かりたいといつも思っています。
大変だと思いますが無理をせず親孝行をしてくださいね。
豊後水道の活きのいい魚が食べたいですね。