winter's scarecrow

哲学の道

e0158857_16364734.jpg



「wさん、緊張しないで・・・親指を握ってくださいね」

矢口真里似の童顔の看護師が私の血を抜こうとしている。

「チクリとしますからね」

「はいっ」

もちろん血を抜いている注射器を見ることはできない。 斜め上のファイザー製薬のポスターをみている。

" 愛でタバコはやめられない? " と仲間由紀恵がいつもよりセクシーな表情で禁煙外来勧誘をしている。
『 やめられるかも 』

3ヶ月近く、右足指の付けねと甲が慢性的に痛み歩くのがつらい。

尿酸値が上がっているだろうと(ガンマも)呑み仲間の G 大の内科部長との酒を呑みながらの問診で解かっている。

「うそっ」いつもより採血の時間が長いなと思っていたら、ちっちゃな試験管3本分も採られていた。

「今日はお風呂ガマンしてくださいね」「はいっ」

なにか秋葉原のメイド喫茶にいる気分。


e0158857_17125534.jpg



いつも疑問に思うのだが哲学者ってなにをなりわいとしている人たちなんだろう?

学校で哲学を教えている人、かつての偉大な哲学者の研究をしている人、難解な言葉で人生を解いている人?
普段はなにをしているんだろう?
松岡修造、蛭子さん、かつての相田みつを先生みたいに日めくりカレンダーの出版を考えているのだろうか。


私の行く飲み屋さんのバイトの女子たちの放つ言葉はソクラテスよりもニーチェよりも響くことが多々ある。

いつも笑顔の大学院生、薬学部で国家試験を通った子、証券会社に勤める新入社員、埼玉から通ってくる筋の通った伝統的なヤンキーの子、みんな学業、仕事のかたわらバイトをしているしっかりものの女子たちである。

「バッチグー」とか「アウト・オブ・ガンチュー」「バタンキュウ」「めんごめんご」「今日はテクシーで帰るわ」
そんな死語となった言葉をつかうブルーチーズ臭いおっさんたちにキシッと対応しているだけでも素晴らしい。

哲学って理屈で生きている男だけの学問なのかもしれない。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-04-22 17:48 | そのほか | Comments(0)