小さい秋 み~つけた
旅先の旅館で出される朝食はなんであんなに美味しいんだろう?
定番の日本の朝のご飯やおかずが、家で食べるより何倍も旨く感じる。
しがないビジネスホテルに泊まっても、地方局の朝のワイドショーを観るのが愉しい、CMも。
洒落たカフェの朝食ではなく、入口にスポーツ新聞が何紙か置いてある昔ながらの喫茶店のモーニングサービスがなんであんなに美味しいんだろう?
トーストにサラダ、スクランブルエッグに紅茶(珈琲)、そんな家でも作れるのに・・。
朝から常連の勤め人やご近所のお年寄りたちが集う空気感、お国言葉。そんなスパイスのきいたトーストがなぜか美味しい。
生まれて初めて飲んだコカ・コーラの「なんで、こんなもの皆、飲むんだろう?」と不思議に思ったこと。
初めて12歳上の兄に連れていってもらった六本木ニコラスの Pizza の地球の自転が止まるくらいに感動した味。
夜行列車に乗って冬休みに京都へのひとり旅、半熟ぎみの親子丼のなんと旨かったこと。
東京の蕎麦屋で食べる醤油色した天津丼みたいな親子丼しか知らなかった。
米 Ohio 州の片田舎で初めて食べた大きなピタに包まれたケバブの感動。
山形県朝日町のむさし屋さんという小さなお蕎麦屋さんで食べた中華そばとざる蕎麦のなんと美味しかったこと。
すべての食の感動には楽しかったシツエーションと心和む人の顔が想い浮かぶ。
仕事関係の人と会食した高級店の料理は浮かんでこない。
夕食を作るのが面倒になったときはメンチカツ丼を作るときが多い、メンチカツサンドも。
京王線・幡ヶ谷の六号商店街を抜けたところに " グルメ・ナカムラ " (普通の肉屋)という店のメンチカツとアジフライが病みつきになっている。週一で自転車を飛ばしている。
ミンミン蝉も啼き疲れたのか、合唱が乱れ始めている。
♪ 小さい秋 小さい秋 見つけた ♪
by w-scarecrow
| 2015-08-23 21:55
| 食