待合室
金曜日、月一回の近くの医院での診察日。
月刊・PEN " おいしいイタリア " という雑誌を眺めていたら、イタリア人の懐かしき「マンマの味」と題したパスタ料理が載っていた。
簡単で美味しそうなのでレシピを頭に入れ、今朝作ってみた。
ブロッコリーと真鱈のパスタ
材料はブロッコリーと真鱈、コンキリエリガーテ、にんにく、鷹の爪、EXバージンオリーブオイル、白ワイン、塩・コショウだけ。
医院の待合室、診察してもらうまでは平均50分は待つ。
いつも綺麗な医療事務のおねえさんの席の斜め前に座る。 雑誌を眺めながらおねえさんをチラ見。
いつものように頭のなかでラブストリーが湧き上がってくる。
江戸末期、小石川養生所に奉公に出されたおねえさんは、いつものように林のなかで薬草を採っている。そこを通りかかったお侍さん(私)、私の鼻緒が切れてしまう。「お侍さん、しばしお待ちくださいませ・・・」
昭和20年東京大空襲、焼夷弾が炸裂するなか、春樹(私)はやっとのことで銀座・数寄屋橋に辿り着く、春樹と一緒に瓦礫のなかを逃げてきた女性(おねえさん)と夜が明けるまで寒さをしのぎ合う。
「半年後、いやそれが駄目だったら一年後、またこの橋の上で」
「君の名は?」「真知子です」。
待合室で毎回、ドラマのなかを彷徨っている。
おねえさんが伊豆の踊子になることも、" ローマの休日 " の新聞記者のグレゴリー・ペック(私)とヘップバーンになることも、" 東京ラブストリー " のカンチとリカになることもある。
今回は 「 SMAP 細胞はあります・・・」 守ってあげたいモード ?!
50分の待ち時間、ちょうど一話が完結する。
そんな楽しい待合室過ごし方、是非、真似をしてみてください。
by w-scarecrow
| 2015-01-11 20:18
| 食 + うつわ