winter's scarecrow

一汁一菜とおまけにもらった小がんも

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食が細くなってきた。
蕎麦屋でカツ丼を平らげる自信がなくなってきた。 それでもナポリ pizza なら L サイズ一枚半は食べられる。
1,2歳のころ「おいちい」ではなく「ボーノ」と言ってたかもしれない。

四男の私が小学一年生、長男が大学一年生、その他大勢のわが家の食卓には、鰹の干物をもどした " なまり節 " の煮付けとイワシの目刺しが週に何度も登場した。 子供食ゼロ。
そんな大人飯が嫌いだった。

ワカメの味噌汁の汁椀の底に煮干しが泳いでるのが嫌だった。 糠漬けじゃなくてサラダやポタージュスープが食卓に並ぶ自家用車のある家庭に生まれたかった。

今は全く逆になった。


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週3回、お豆腐屋さんが昔ながらのリヤカーを曳きラッパを鳴らし、わが町を廻っている。
「豆腐2丁に生揚げとがんもを1つづつ」がいつものパターン、するとオジサンはいつも小がんもを2つおまけにくれる。
オジサンの目には、なにか人生に疲れているように映るのか、父子家庭のやるせないお父さんに見えるのだろうか?


イタリア人の目には日本人は絵を描くのが得意で毎日寿司を食べていると思っている人が多いらしい。 私たちもイタリア人は毎日、ピザ、パスタを食べてあたりかまわずナンパをしていると思っている。

江戸時代、長屋の住人たちは朝に一日分の飯を炊き、熱いご飯に汁と漬物を食べ、暮れ六つのころになると男は湯屋に行き、一風呂浴びて夕飯にはアジやこはだを食べるのが一般的だったらしい。

フランスやイタリアの朝食は甘いものを食べるのが伝統的。
朝からクロワッサンやパンオンショコラ、ラスクにカプチーノやエスプレッソ、そんな元女子アナたちのパリ暮らしもお洒落でいいな~と想っていた。

今は躰がボロボロになってきているのでお洒落なブレックファーストは要らない。
具だくさんのスープや味噌汁、二日酔いの内臓を復活させてくれる中華粥が食べたくなる。
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by w-scarecrow | 2014-10-17 20:50 | | Comments(11)
Commented by hayatedani at 2014-10-17 21:34
こうやってシミジミめざしを見ると
青々として綺麗ですね
がんもと目刺し、味噌汁と御新香
粉引きの茶碗に装われた白い御飯
和食の美しさに目を見張ります
こんな食事が理想なんでしょうが
ついつい…
Commented by aomeumi at 2014-10-17 22:48
ポルトガル・青目
ちょっと、遠くへ行きたい気分で・・・伺ったわけですが・・・写真がきれい・・・飲み屋の好みが一緒・・・さかのぼって楽しませていただきました。
Commented by mother-of-pearl at 2014-10-18 10:44
こんな素敵な食事が待っていてくれる朝は
例え“父子家庭”であっても “やるせなく”はありません!

寧ろ“ありがとうお父ちゃん”・・ですね!

焼き魚の香ばしさ、醤油の豊かな風味。
最近見直し始めています。
(ずっとベーグル&ブラックコーヒーだったので)
Commented by gauche3 at 2014-10-18 20:33
僕も食が細くなってきたのですが、ナポリピザLサイズ1枚半は
まったく自信がありません・・(笑)

芥川龍之介のこの句を始めて読んだときには、目刺の海に対す
る情念のようなものを感じたのですが、そんな感想も友人には
軽く一蹴されました(^_^;)
Commented by w-scarecrow at 2014-10-19 09:30 x
hayatedani さん、おはようございます。
朝ご飯=粉引きのうつわになってしまいます。疾風谷さんは子供のころどんな食事でした?
4,5日くらいのローテーションで同じメニューを食べていた気がします。
この写真に納豆と海苔、梅干し、とろろが加われば満足な今頃です。 蓮根のきんぴらも。
Commented by w-scarecrow at 2014-10-19 09:38 x
aomeumi さん、はじめまして!
アラン・タネールの「白い町で」の白よりもっと真っ白な潮風を感じる素敵な日々を拝見しました。
タラの干物、イワシの塩焼き、タコご飯、そんなポルトガルに憧れていました。 田舎パンにイワシのパテを塗っている画を観てすぐにイワシのパテを探し求めました。
Commented by w-scarecrow at 2014-10-19 09:51 x
gauche3 さん、おはようございます。
日々、料亭飯を食べていた大作家さんたちの食レポは食指が動かされません。
師匠であった漱石と芥川は胃弱。芥川は質素な食生活だったみたいですね。大好物はブリの照り焼き。
戸板が風でガタガタなる夕刻、一尾の青々とした目刺に穏やかな海を見る・・・風景は卓袱台、皿は?暖は火鉢?と部屋の画も浮かんできます。
酒を呑むときあまり肴はいらないのですがピザだけは目一杯つまんでしまいます。
Commented by w-scarecrow at 2014-10-19 10:10 x
mother of pearl さん、おはようございます。
僕の身体は小さい頃の即席ラーメン、大人になってからの豆腐で出来ています。 豆腐屋さんがない町には住めません。
厚揚げの肉詰め、中華の豆腐料理、湯豆腐、安上がりな献立、これが好物。
m-o-p さんち(blogで観る)はイングリッシ・ブレックファーストが似合います。
鰯や秋刀魚の塩焼き、煙もんもんになる鯖焼きはフィットしないような気がするんですが・・・(そんなことはないですよね)。
新米の時期、どんなおかずでも美味しく食べられますよね。いいな秋って。
Commented by mimo720 at 2014-10-27 23:28
Wさん、こんばんは。
半年前までは、イタリアン、パスタが大好きだった私も、最近は和食の方が多くなってきました。イタリアンも大好きだけど、日本人はやっぱり和食が落ち着くんでしょうかね~(^-^)
それとも、小さい頃、煮物が多い食卓で育っているせいかしら・・・。
最近は寒くなってきたせいもあり、具だくさんの味噌汁があれば、それだけでも幸せ感じます・・・(^-^)
Commented by w-scarecrow at 2014-10-28 21:33 x
mimo さんのBlog のupが遅くなるとき
「どうしてるんだろ?」とちょいと心配になります。
そごく感性豊かな人だっと想っているので、また僕らに柔らかな風を送ってくれるのだと思っています。
また新しいmimoさんの今を感じる画をupてくださいね

Commented by w-scarecrow at 2014-10-28 21:41 x
mimoさん、酔っ払い返答ですみません。
mimoさんのコメントから外れていて・・・。