winter's scarecrow

白い表紙

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白い表紙

ジーンズの ゆるいスカートに
おなかのふくらみを包んで
白い表紙の大きな本

白い表紙は
本のカバーを裏返し

やがて
彼女はまどろみ
手から離れた本は
開かれたまま 膝の上
さかさに見える絵は
出産育児の手引

母になる準備を
彼女に急がせているのは
おなかの中の小さな命令 愛らしい威嚇
彼女は その声に従う
声の望みを理解するための知識をむさぼる
おそらく
それまでのどんな試験のときよりも
真摯な集中

疲れているらしく
彼女はまどろみ
膝の上に開かれた本は
時折 風にめくられている

          吉野弘全集 青土社刊



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雨の日の朝は早く目覚めてしまう。 バイクの騒音もなく家々も地面もしっとりと雨に包まれ呼吸も潤う。

夏が終わりを告げたころからすこぶる胃の調子が悪い。
とりあえずお腹を落ち着かせなきゃと、煮干し出汁の焼き麩とワカメの味噌汁を作った。

録画しておいた NHK BS の" 新日本風土記 " と BS 朝日の " エコの作法 " を観る。

「ごはん」と「めし」の違い、江戸時代の庶民は薪の節約のため朝に三食分の米を炊いた。
炊きたての白飯は、頭に御(おん)字を付けて「朝御飯」、冷めた白飯は「昼メシ」「夕メシ」と呼んだらしい。
そんな事に感心しながら朝ご飯の、薪でなく電気釜のスイッチを入れた。
by w-scarecrow | 2013-10-05 10:31 | 散歩 | Comments(0)