winter's scarecrow

ねこ

e0158857_16511776.jpg

ロンドン五輪も終盤に入った。 毎朝ニュースでメダルの獲得を知る。
今朝は3:30am に目覚ましで起き、なでしこの試合を観戦。 決定力以外は全くアメリカに負けてはいなかった。
表彰台に立ったなでしこたちの、ひょうきんさと戦っている姿とのギャップが清々しかった。


e0158857_171318.jpg

私の想い浮かべる五輪。 いつも浮かぶ画像はネコ、カンボジア国籍をとったネコではなく世界一の名セッターと言われた男子バレーの猫田勝敏。

東京五輪で20才の若さでデビューし銅メダル。 メキシコ五輪で銀メダル。 ミュンヘン五輪では金メダルを勝ち取った。
寸分の狂いもなく放つトス、相手をあざ笑うような天井サーブ。 ガッツポーズなどせず、ひたすら攻撃の起点となるポジションの役割に徹していた。
いぶし銀のように深く輝いていた猫田勝敏。

猫田のバレーボール人生15年のうち、郷里の広島で暮らす妻や子供たちと共に過ごせたのは2年もなかったらしい。
練習、合宿、遠征、試合の繰り返し。

猫田が禮子夫人と婚約をしていた時期に書いた手紙がある。

    『未来の二人の姿、あるいは子供を連れて桜でも見に行っている姿を想像してください。
     そんな未来の楽しい姿こそ、生きる喜びを与えてくれるのでしょう。
     平凡な生活、今の二人は平凡ではない。 私が世界一になれるかどうかわからないけど、大事な仕事をしている。
     この今の生活が終わった時、どこにでもある平凡な生活を築きましょう。
     それまで、いろいろな寂しいこと悲しいことがあるでしょうが頑張りましょう。(後略)1968年 勝敏』

そんな名セッターは専売広島の監督になり、39才の若さでこの世を去った。
平凡な生活は難しかったと想うが、平安な生活はきっと築けたのであろうと想う。
病床で残した猫田の最期の言葉は「後1本・・・後1本・・」だったという。
by w-scarecrow | 2012-08-10 21:26 | そのほか | Comments(2)
Commented by sumie at 2012-08-10 22:01 x
表彰台で明るく手をふる姿に「よー気持ち切り替えたなぁ」と
感激したもののメダルを首にかけてもらう時、相手を見ないで
観客に手を振る姿を見て「いけんやろう。ちゃんと相手を見んかい」と突っ込みをいれました(笑)。
世界のトップを目指す人は普通の幸せはあきらめないといけない
んですかね・・・切ない話ですね・・。
Commented by w- scarecrow at 2012-08-10 23:22 x
sumie さん、FIFA の会長がメダルを授与しているのに選手たちはカメラに向かってVサインやカニさんの真似、アメリカやカナダは武士道の国みたく礼儀正しく授与。
震災の後あれだけの夢をくれた、なでしこだったらイイのかなって思いました。
モントリオールが猫田の五輪、あれから男子バレーが低迷して・・あの時の画が心に残っています。
OTO さんのコーヒーの焙煎、職人技になってきていますか?