ほろほろと生きる甘納豆
愛媛県生まれの俳人、坪内稔典さんの一月から十二月まで
甘納豆を詠んだ愉しい句がある。
” 二月には甘納豆と坂下る ”
” 四月には死んだまねする甘納豆 ”
” 八月の嘘と親しむ甘納豆 ”
” ほろほろと生きる九月の甘納豆 ”
死んだまねをした甘納豆、大阪・堺市にある『青山盛月堂』
の甘納豆をBluesを聴きながら食べた。
美味しい。
金沢の "かわむら" の甘納豆を初めて目にしたとき「わっ、豆が綺麗!」と思った。
" 青山盛月堂 " の甘納豆も負けていない。
何か純粋な味がする。 美味しさがストレートに伝わってくる。
昭和天皇も愛されたという堺の甘納豆、春の陽射しを浴びながら、一月から十二月まで一つづつ口に運ぶ。
紅茶と甘納豆が良く似合う。
ぬれあずき、えんどう、斗六、しっとり感がいい。
青山盛月堂
大阪府堺市堺区宿院町東1-2-9
TEL: 072-233-0769
四月もあと一日で終わる、花粉の飛散もそろそろ終わりに近づいた。
仕事仲間に女の子が産まれた、" れいか "という名前をつけたらしい。
花粉症持ちには嬉しい名前だ。 今年の夏は冷夏になってほしい。 がんばれ!レイカ。
by w-scarecrow
| 2011-04-30 20:12
| 食 + うつわ