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winter's scarecrow

It's A Small World

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平年より1日遅く東京のソメイヨシノは満開。 桜茶を飲む。

週末の桜の名所は自粛とあっても人で賑わうことと想う。
私より少し年上の女性社長と呑んだ。 バリバリ仕事をし、きしっと家事もするすごい人。 独身。
「wさんは毎年、どこへ花見に行くの?」
「決まってはいないけど、満開を避けて散り始めたころに行きます」
「咲き始めより、散り際が好きなんだ・・・」
この年代の女性と喋るときは、使う言葉に悩む。 『散る』だとか逆に『蕾が開いたばかりの』だとかどちらも使えない。
意識すればするほど禁語で出てしまう。
「普通男の人って、ピチピチとして、折れてしまいそうなのが好きなんじゃない?!」
(きたっ)
「いやっ、ちゃんと根の張ったチャラチャラ、ひらひらしていない凛とした淡い感じが好きですよ(きしっとした嘘の言葉が言えた)・・・」

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嵯峨野の"竹路庵"の道明寺桜餅と草餅を買ってきた。

桜の花を眺めながら、六月の雨に濡れた紫陽花を見ながら、紅葉をめでながらゆっくりと時間を過ごすのが好きだ。
あっちこっちへと動きまわるのは苦手だ。
旅行に行って目一杯のスケジュールを立て、見てまわるなんてもってのほか。

今まで誰かと付き合うときは、初めに2つのお願いをしておく、「遊園地と焼肉屋は勘弁して」。
肉は大好きだけど焼肉屋の甘いタレがどうしてもダメ。

高校時代にディズニーランドでバイトをしていたほどのディズニー好きの人と付き合っていたときに、そのお願いが破られることになった。
「こんな楽しいところを嫌いだという人は世の中に一人としていない!」と彼女は思っていたに違いない。

2日くらい前から胃がシクシクしてきた。
ディズニーランドへ向かう電車で20歳くらいのカップルが、子供のように興奮していた。
「ねえ、見て見て見て!海!」
「うるっせいな、今××先輩と話ししてっとこだべさ」
「キレイだよ、海浅いね・・ねえ、これ何海・・・日本海?!」

少し緊張がほぐれてきたが、これから先に何種類のアトラクションに乗らなければいけないんだろ。
"プーさんと仲間たちの森"では「俺はずっとここにいるから」と躊躇い、"It's a small world"では「ここが絶対に一番好き、あとは任せた」と駄々をこね・・・・それからは地獄の一日。

なんで女の子ってお金を貰うのではなく、お金を払ってキャーキャー叫びながらあんな恐いものに乗るんだろう。
"プーさんと仲間たちの森"が一番楽しかった。
by w-scarecrow | 2011-04-06 20:46 |