winter's scarecrow

時の潤い

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暖色に染まった山々の風景が、時間をかけゆっくりと街に降りてきた。


千葉県香取市で工房を構える加藤 財(たから)さんの急須。

加藤さんは38歳のときから急須を作り始め、24年間作りつづけている。



紅葉の落葉のなかにそっと置いてみたい。

紅に映える黄葉、褐葉にちかい色合いの急須。

容量(7-8分)は160ccと小ぶりな、ちょっとツンとした勝気な容姿。








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備前の竹中健次さんの長皿に叶匠壽庵の菓子、方丈をのせた。


常滑の中野敦得さんの蓮の葉みたいな湯冷しがホンワカ気分にさせてくれる。
カエルの置物をのせてみたくなる。


よく言われる急須の選び方、

姿がよいこと、
お茶の切れがよいこと、
蓋のすり合わせがよいこと、
取っ手と注ぎ口の角度が80度。

分度器で計ってはいないが
加藤さんの急須はそんな条件も充分に満たしている。
いつまでも飽きることのない実に味わい深い注器たち。








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こちらは焦茶にちかいホッコリとした形の急須。 漫才コンビ・アジアンの馬場園に似ている。


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容量210cc、急須に入れた茶葉がグルグルと対流しやすい形かもしれない。


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急須は色々な形があって愉しい。 並べて眺めているとサバンナの動物たちに見えてくる。
湯冷しの池があって、茶筒の朽木もあり、箱庭みたいだ。 
こんなことをして一年があっという間に過ぎてゆく。 まずいぞ!茶ばっか飲んでたら。
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by w-scarecrow | 2010-11-25 19:54 | うつわ | Comments(10)
Commented by yundes at 2010-11-26 12:47
こんにちは!大阪に舞い戻ってきました~
Wさんお奨めの東十条のどら焼き、お土産にしました!
帰ってきてさっそく食べてみて生地ふんわりで黒砂糖の優しい甘みと
餡子のしっかりした存在感がバッチリですごく美味しい(^^)
両親も喜んでました!良いものをご紹介して頂いてありがとうございます!

↑急須を女性にたとえるなんて面白いな~と読んでました!
確かにアジアンの馬場園に見えてきた(^^)
今度は隅田のようなほっそりとした急須を購入してみては?
そしたらコンビ誕生ですよ(^^)
Commented by w-scarecrow at 2010-11-27 11:02 x
2ヵ月半の関東への出張お疲れさまでした。
うどんを食べたくなりませんせんでしたか?
東京の蕎麦屋のうどんは僕らでもキツイですも。関西風のものはなかなかないです。
最近は讃岐や徳島のうどん屋が少しはできているんですが・・。
黒松、まず値段の安さに驚きますよね。黒糖のホンワカした香りがいいですよね。
ご両親が喜んでくれたのでよかったですね。
東京土産って難しいです。東京でしかないものってなかなかありません。
東京での日々の記事、楽しみにしています。
ムンクの「叫び」に似たpotあったらいいですね。
Commented by hayatedani at 2010-11-27 18:39
土瓶や急須というのは、何か小動物のような佇まいがありますよね。皿とか鉢とは違う生活の道具。
急須や土瓶はパーツごとに作って、張り合わせて作る手法が模型作りのような面白さがあります。
でも、写真のような繊細さは素人が創った急須では表現出来ないのが悲しいところです。
姿の良い急須を通すと、どんなお茶でも美味しくなる
間違い無い!
Commented by w-scarecrow at 2010-11-27 19:08 x
hayatedaniさん、注器っていいですよね。
立体、球体、ほんと小動物のようです。
いい急須って茶の切れが違うので、良し悪しは茶漉の部分で決まるような気がします。
急須やポットを中心に仕事をされている作家さんは繊細な工程を寸分の狂いもなく作られているので、いつもスゴイ!と息を呑みます。
hayatedaniさん、ちっちゃい急須ってカワイらしいですよ。
今日はこれでお茶を淹れて豆大福を食べていました。
Commented by Kirara at 2010-11-27 22:31 x
こうしてみると 急須それぞれに表情があって
なんだかユーモラスですね^^
お茶の道具に囲まれている生活って 最高の贅沢のようにも思えます。
清水焼の平べったい急須に心惹かれていましたが
まん丸の 馬場園ちゃんもなかなかチャーミングですね^^
Commented by w-scarecrow at 2010-11-27 23:59 x
kiraraさんのblogで以前、常滑の北條窯(清水さん)の急須を手にいれたとの記事を見た記憶があります。
常滑の急須を作る作家さんたちの技術ってすごいと思います。
ポットを含めて球形の器ってホノボノとしてきます。
平丸の急須もちょいと生意気そうで好きです。
ただお茶を飲むのではなく、その過程が愉しいのかも。
珈琲とはちょっと違って。
和菓子の職人の技、急須、汲出し、茶托、色んな分野の職人の意匠の集まり、いいですよね。
Commented by gori_rin at 2010-12-03 22:24
こんばんわ。
ステキな写真で、時々のぞかせていただいていました。

今回は急須だったのでついにコメントを。
お茶を飲む生活がしたいなぁと、まずは形からと急須を探しているところでした。

お写真を拝見すると、注ぎ口が細い形が多いのですね。
お店でも好きな形は注ぎ口が細い物が多かったのですが、お茶がでるのかなぁと心配でしたが、余計な心配のようでした。

急須の選び方参考にさせていただきます。
お茶の切れがいいって、一番に気になるのですが、お店でためさせてもらったりしていいのでしょうか?
初歩の質問だったりしたら、ごめんなさい。

まずは姿のよい、気に入った物を買ってみる。
これでためしてみたいと思います。
Commented by w-scarecrow at 2010-12-04 02:14 x
gori_rimさん、初めまして大好きな急須でコメントを頂き、なんか嬉しいです。
加藤さんの急須はすごく人気があって女性の方は白の急須、ポットを買い求めるとのことでした。
白は確実に変色をするので(陶器、特にマット)僕は苦手です。
普通の器でも益子の粉引(白)は買いません。作家さんにもよりますが。
急須、ポットは茶漉の部分が全てかもしれません。
急須=常滑なんですが水野博司、水野陽景さん山田常山さんの切れ他、すごいです。
ARTな感じの作家さんは茶漉部分だけはパーツの専門職に依頼することもあるみたいです。
お店では試すことは出来ないと思いますが、蓋を開けて茶漉を見て頂ければと思います。
急須はほんと可愛らしくて、奥が深くて愉しいですよ。
また遊びにきてくださいね。
Commented by gori_rin at 2010-12-04 06:30
さっそくのお返事ありがとうございます。
すごい!益子の白、この勢いで買っちゃうとこでした(笑)。
普段益子焼は見には行きますが、買いません。 
よくはわかりませんが、自由な分、つくりが甘いのかなぁと思うのです。(もちろん、個人的な意見ですし、作家さんにもよるのでしょうけど。) なので、今回のアドバイスはなるほど!!と。納得でした。 
ARTな部分と普段使い、そこにひっかかって、探してるといってもなかなか買えなかったんだなぁとへ~と深くうなずいております。
ありがとうございました。 また、引き続き、探してみます♪
P.S おいしいものも大好きです(笑)
Commented by w- scarecrow at 2010-12-04 20:31 x
gori_rinさん、色々と言ってしまい決断を鈍らせてしまったら申し訳ないです。
急須は機能性を一番に考え、Tea Potはフォルムで選んでいます。
煎茶より紅茶の茶葉の方が大きく開くので、詰まったり茶葉が一緒に出てくることもなく、心配しないで買っていますよ。
地元の「みっけもの」を紹介してくださいね。