winter's scarecrow

過ぎる

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梅雨の合間に射す光
陽は降りつもり
風がさわさわ鳴っている

アイボリーの半袖シャツに帽子を被ったお爺さん
大きな木の下のベンチに座っている

お爺さんの足元には
年をとった犬がうずくまっている

筋張ったお爺さんの手で撫でられ
気持ち良さそうに薄目をあけている

お爺さんは我が家にもらわれてきたときの
子犬だった頃を想い

老犬はいつも遊び相手になってくれた
少しだけ若かった頃のお爺さんの姿を想い
ぼんやりとした視線でお爺さんの足元を見ている

お爺さんの時間のなかを
愛する犬の時間が駆けぬけ

7月の木洩れ日をうけながら
年を経てきたもの同士
おなじ時間を並べている



織り姫と彦星が夫婦だと初めて知った。
年に一度の逢瀬、いつも雲が隠してくれている。
by w-scarecrow | 2010-07-07 08:39 | 散歩 | Comments(6)
Commented by ama7869 at 2010-07-07 12:57
えっ?あの二人、ご夫婦だったんですか!?知らなかったです。
ご夫婦なのに、年に一度しか逢えないんですね・・・
雲が隠してくれているって素敵です。そう考えたら曇りの七夕がよいものに思えて来ました。

私、妄想族でして・・・お爺さんはオヒョイさん、犬は柴犬を想いながら読ませていただきました。暑いけれど、静かにして、風を感じられるような木陰で。昼寝したくなってきました(笑)

花の後ろ姿って何とも言えない哀愁があって好きです。

Commented by w-scarecrow at 2010-07-07 22:51 x
amaさん、こんばんわ。
ほんと七夕は雨降りの日が多いですよね。
幼稚園の頃、短冊にどんな願いを書いたんだろう?
僕の場合、多分牛乳やカルピスを好きなだけ飲みたいと
書いたんじゃないかなと想います。
amaさんは餃子ですか!?
お爺さんは寅さんのオイちゃん下條正巳さんの雰囲気、
犬は大きめの雑種です。
柴犬だったら、もっと違うイメージを抱いたのではと想います。
Commented by hayatedani at 2010-07-08 00:23
w-scarecrow さんの文章を読んでいて
先日亡くなった叔母を思い出しました
90歳の大往生だったのですが、戦争で先夫を亡くし、戦後苦労はしたけれど
再婚してそれなりに幸せな人生だったと思います
でも亡くなって、あの世で若い時に亡くなった先夫と再会し、どんな話をしているのだろうって
会いたかった人とやっと再会できて、嬉しいだろうなって
でも今の旦那さんはどうなるのかなぁ などなど
そんなことをお葬式の時に考えていました
Commented by w-scarecrow at 2010-07-08 08:29 x
hayatedaniさん、おはようございます。
叔母さんの戦争で亡くなられた先夫さんはやはり、天国で
新しい家族を持っておられて、久しぶりに逢う叔母さんと
ちゃんと上手くやっていけるのではと想像します。
でも、先夫さんは叔母さんとの想い出を捨てられずにひとりで生きていた可能性もありますね。
この何日か郡山の豪雨がニュースで報じられていますが
ご両親の住む浜通りは大丈夫だったんですか。
Commented by nob at 2010-07-09 22:14 x
お爺さんには犬、お婆さんには猫、が似合いますよね。
どうしてだろう?
私も老後は猫と一緒に縁側でウツラウツラとお昼寝をするのが夢です。
もちろん、ずっとずっと先の話ですが(汗)
そうそう、先日のアドバイスに従いまして、今年の七夕は
「無病息災&玉の輿の上にも10年」をお願いしました。
どちらかだけでも叶って欲しいです(笑)
ところで、余談ですが、
「イキだね!わたしの東京時間」という番組をご存知ですか?
さっき観ていたんですが、来週の特集は「代々木上原」だそうですよ♪
Commented by w-scarecrow at 2010-07-09 22:31 x
nobさん、こんばんわ。
目黒川近辺をブラブラしていた番組、ちょこっとだけ見ました。
上原はどこがキーポイントになるんですかね?
楽しみですね!
言われる通りお爺さんには犬、お婆さんにはネコ、おかまちゃんには亀が似合いますよね。
駒場公園、駒場野公園、ポットに紅茶を淹れて人を眺めているのにはピッタシの憩いの場所です。
駒場野公園へ行く踏切の前にある「ル・ソール」というパン屋のフォカッチャが大好きなんです。