winter's scarecrow

Pinacoteca と『せとか』

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綿入りはんてんを着て炬燵に入り、手を黄色く染めながらミカンの皮をむく。
ヘタの方からむくか腹の方からむくか? 横では赤の久留米はんてんを着てスヤスヤと寝息をたてている平和な寝顔。
♪あなた変わりはないですか 日ごろ寒さが増してます 着てはもらえぬセーターを・・♪
「だったら編むなよ」とラジオに突っ込みを入れる。

そんな時代は去りました。
瑞々しい柑橘『せとか』が世に出て10年、ミカンの白いスジをシミジミっと取る作業がなくなった。

早生のせとかがやっと出荷され始めました。
"せとか"という名を初めて聞いたときはSuicaのJR四国版だと想った。Setoca。

"はるみ"、"デコポン"、"せとか"、少し値ははるが、演歌のミカンからラテン・ミュージックへ。
せとかを食べながらPinacoteca [ピナコティカ]のCDを聴く。

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Pinacotecaのデビューアルバム、FMでアルバムの紹介、
彼らのstudio liveが流れているのを聴き「みっけ」と思い翌日、
新宿のCD shopへ。 
どこにも置いていなかった。 仕方なくHMV onlineで購入。

vocalのアオキマミとguitarの梅原新のアコースティク・ユニット。
春の海辺を想わせるようなボサノバ調の曲、高層ビルから眺めた都会のsunsetのような憂いのある曲、なぜかノスタルジックな気分にさせてくれる。
アコーステックの持つやわらかさを前に出したアレンジも素晴らしい。

アオキマミの声質がbluesyではなく清々しい。 
昼下がりの公園のベンチで彼女に膝枕をさせてもらい、その耳元で歌ってもらっているような囁くような歌声。
jazz調の曲でもお酒より、野菜ジュースが似合う。

彼女は福岡県の海辺の町で生まれ育ったらしい、guitarの梅原新は広島県で役所勤めをしながらライブ活動をしてたという。

瀬戸内の海を望める地域で育ったPenacotecaの曲が緩やかに冬の朝を和らげてくれる。

薄い果皮とそのまま食べられる果汁を包んだ皮。 甘い果汁が滴る・・至福の時。

アメリカのミルウォーキーという街で暮らしていたときのルームメイトのH、私が帰国した後、Hは西海岸へ移った。
病気だったHの母親の病状が急変、Hは急遽帰国し私の部屋に1泊して翌朝、郷里の尾道へと帰って行った。
帰国当日「尾道三部作のどれでもいいからレンタルしてきてくれないかな」と成田空港から電話があった。
大林宣彦作品が嫌いな私はどれでもいいやと思い"転校生"を借りてきた。
「もう一つお願いなんだけど、ひとりで観させてくれないか・・」

映画のロケ地はHが小さいころから遊び廻っていた町々らしい。
いつも尾道にある"朱さんのラーメン"が食べたいと言っていた。 
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by w-scarecrow | 2010-01-22 09:22 | music | Comments(8)
Commented by Kirara at 2010-01-22 15:10 x
むむむ。。。柑橘系ですか!!(笑)
写真を見ているだけで じゅわ~~っと酸味が口の中に広がってきました。
フレッシュな香りまで感じるから不思議ですね^^
オレンジ色は「救助」の色だそうです。
弱った心のお助けカラー。。。と胡散臭い(!)カラーセラピストのお姉さんが言ってました。
Commented by こたりん at 2010-01-22 22:40 x
瑞々しくて美味しそうですね!でもこれって皮がむきにくくないですか?
こうやってくし型に切ると食べやすそうですね。今度食べる時はそうします。
Pinacoteca気になりますね。早速CDショップで探してみます。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-22 23:29 x
kiraraさん、毎年のキルト・フェスティバルで東京へ来られて、
今、kirara東京日記全編を見させてもらいました。
いっぱい歩いたんですね!写真がちゃんと語ってくれていて・・。
いい旅だったんですね。谷中ののら達との触れ合いが楽しかったんだな~と感じました。
いい旅でよかった~。 蕎麦美味しそうでしたね。
そうオレンジのエマージェンシーのサインを発しています。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-22 23:59 x
こたりんさん、美味いですよね、広島でもいっぱい出荷しているし・・。
果皮をむいたら、あとはそのまま食べられますも。
大学時代の一番の友だちは広島の府中出身、アメリカにいた時は尾道出身、結構広島県人会の中にいました。
Pinacotecaいいけんね。
牛窓、竹原、周防、瀬戸内の町に行くのが今の夢です。
真夏の瀬戸内に行きたいんです。
Commented by puchibiyori at 2010-01-23 23:19
w-scarecrowさん、こんばんわ♪

たまたま、今日すっごく柑橘系が食べたくてデコポンを買いましたw
せとかって初めて聞きます。。が、画は見たことがある気がする!!名も気にせず食べてたのかなぁ。。

Pinacoteca、すっごぃ気になりますね!!
CM曲も歌ってるってことは声を聴いたことはあるはずですよね。
ますます気になります。。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-23 23:49 x
puchibiyoriさん、こんばんわ。
せとかはまだ早生が出回りはじめた時期で2、3月には果物屋さんで見かけるようになると想います。
果皮が薄く、中の皮もそのまま食べても皮を感じません。甘いです!
Pinacoteca、春が近づいて来た!って感じるユニットです。
心地よいですよ。 J-WAVEで結構on airされています。
Commented by 花子 at 2010-01-24 22:09 x
関西のスイカみたいなものは「イコカ」、大阪駅で思わず苦笑い、JRも洒落てますよね。
ペナコティカ 、オンラインで聞かせて頂きました。
昔のユーミンサウンドに似てませんか。初夏の海辺の景色が広がりますね。
柑橘類の皮がだんだん薄くなっていくの、寂しくありませんか?
彼のために皮を綺麗にむいてあげる、そんな幸せがひとつ消えてしまうなんて。
自分用には薄いほうがいいですけどね。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-25 18:55 x
花子さん、曲調はユーミンと似ているかもしれませんね。
声は鼻をつまんで歌った感じとは違ってやわらかい感じ。
炬燵で彼女のむいてくれたミカンを食べる、四畳半文化は残っていてほしいですね。
花子さんがミカンをむいてあげている画を想像すると、横にはちゃんと弓が置いてありそうです。
せとかは老母が果汁いっぱいなので喜んで食べていました。