winter's scarecrow

あなたに褒められたくて

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♪ かきねの かきねの まがりかど
  たきびだ たきびだ おちばたけ ♪

最近まで、おちばたけ だと思っていた。 小さい頃は♪落ち葉だけ♪と歌っていた気がする。
♪落ち葉焚き♪ 未だに合点がいかない。

7,8年前まで一張羅を「いっちょうらい」と言っていた。
亡父は「セブンイレブン2つ」と言い、ちゃんとタバコを買ってきた。
母はドライ・クリーニングのドライを「フライ」と言う。

地下鉄丸ノ内線で唯一の地上の駅、四谷駅。
皇居の外堀の町々は冬の冷たく乾いた風が吹き抜けている。 寒い。
年を重ねても四谷怪談のイメージが強く残っていて、四谷の夜道を歩くのに少ばかりの勇気がいる。

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有楽町に着いた。
駅近辺の昭和の匂い漂う、ガード下の風景が大好きだ。 オジさん、これから燗酒でも引っかけに行くのかな?
私は休肝日。ガマン。
 
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国際フォーラムの入口。 シャッター速度が遅いため前を通った人が"お岩さん"となって写っていた。

『あなたに褒められたくて』という役者さんの書いたエッセイがあった。
手に取ったことはないが、寒々とした街を歩いているとこのタイトル名が浮かんでくるときがある。
あなたに褒められたくて・・・。

「W坊、ちょっと豆腐屋まで行って納豆を買ってきてくれない・・・それと揚げも」
「わかった!! いくつ?」
柱時計を見て、百円玉を握りしめて豆腐屋までの全力疾走。
息を切らせながらの帰り道、仕立て屋の爺さんが「ほら、もう少しだ。W坊、ガンバレ!」の沿道の声援。
「あら、速かったね」 「・・うん」

幼稚園生から大学生までいた兄弟。
兄弟が多かったせいか、両親は誰かひとりを褒めるということをしなかった。
何かで賞をもらっても、野球の大会で優勝しても・・。

「速かったね」の一言が欲しくていつも全力疾走。

いくつになっても、親から最愛の人に変わっても、『あなたに褒められたくて』 そんな気持ちはまだ残っているのかもしれない。
by w-scarecrow | 2010-01-18 21:30 | 散歩 | Comments(6)
Commented by hayatedani at 2010-01-18 23:12
実は焚火好きです… 
でも 今はよっぽどの田舎でも
焚火はご法度 なんですよね
時々自宅マンションの小さな庭で
大きめの植木鉢に枯葉を入れて火を焚きます
夜 こっそりと
ぱっと燃えて 燃え尽きたらホースで消火
私 ちょっと危ない人の様です
Commented by w-scarecrow at 2010-01-19 18:05 x
疾風谷さん、火を見て心が落ち着くって人間だけなんでしょうね。
火の中にサツマイモをくべて。
マンションでやったら、消防・警察のリストに載りますから、
(庭は外ですが)火遊びは外で・・!
汲出し、どんな景色になるか楽しみです。
Commented by tukiyomi at 2010-01-20 22:20 x
大人になってからは叱られることも減りましたが
褒められる機会も少なくなった気がします。
いくつになっても褒められれば嬉しいですよね。
Commented by 花子 at 2010-01-20 23:18 x
最初に褒めてくれたのは母だったでしょうか、厳格な父には叱られることはあっても
褒められたことはありませんでした。
そして今は私が父を褒める番、「今日はよく食べたね~」「沢山歩いたね!」
でも親には褒めるより褒められたいですね。
「落ち葉だけ」に同感です。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-20 23:45 x
tukiyomiさん、4男1女の兄弟ですが、母は息子たちにはガンとした姿勢を保っています。 「男だから」「男は」
姉とは唯一、息の抜けるところみたいで友達みたいです。
昔の親たちは自分たちも親から褒められたことなんてないんでしょうね。
Commented by w-scarecrow at 2010-01-21 00:06 x
花子さん、そうなんでしょうね、
これからは親のことを褒める。
お父さん、女房(お母さん)には頑なでも娘の言うことには素直では
ないですか?
学校の先生に褒められたことってずっと残っています。
小さい頃に褒めてもらった一言で、将来の仕事に繋がっている人もいますもね。
落ち葉は「たく」のですかね。