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winter's scarecrow

そらの色

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"DONQ"の前を通ったら、Halloweenの主役たちが整列していた。
「そうか、ハロウィーンか・・」
と言っても、Halloweenで仮装して家を廻った経験などなく、全く縁のない神事。
近所の外人宅の前には、この時期になるといくつものカボチャが飾られていて、思わずニコッと笑みを浮かべ通り過ぎる。
X'masの前にはイルミネーションが見事に飾りつけられている。 どうせだったら正月には門松を飾ってほしい。
パンプキン・クリームのパン、チョコレート・クリームのパン。杖みたいなパンはカレーが入っていた。
チョコのパンがしっとりしていて美味しかった。
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Christpher Ravenhall(クリストファー・レイヴェンホール)の緋襷のマグカップ。
備前の作家、多久守氏に師事し、現在は岡山県赤磐郡熊山町で作陶されているイギリス人陶芸家。
口周りがかなり傾斜をしていてコーヒーを飲むのが楽しくなってくる。

医師には「1か月間、なるべくベットに転がっていてください」と言われている。
だから空ばっか見ている。
秋の空はあまり表情を変えない。 雲はほうきで払ったような雲ばかり。
空の色は薄い青。

人に漠然と"青"はどんな色?と訊くとカラー・パターンの青ではなく、自身の一番印象に残っている青を示すらしい。
それは自分が今まで見てきた空の青か海の青かもしれない。
"青"という色、山で育った人、海で育った人、都会で育った人、北国、沖縄、育った地域によって色の認識が違う。
もちろん、その中での個人差もある。
目の網膜から入り,波長の違いを脳で見る。

海外へ行ったら、青の認識はもっと多岐になる。 黒い瞳だけではなく青や薄緑色の瞳の人もいる。

CMも映画も35mmフィルムで撮影していたころ、アメリカ映画の殆どはKodakのフィルムで撮影していた。
日本映画はFUJI FILM中心。 
アメリカの大地をFUJIで撮ると、雄大さが伝わってこない。 青の出方もKodakとは違う。 空気感も違う。
反対に日本の情緒ある家並みや風景をKodakで撮るとしっとりとした感じが伝わってこない。
FUJIはシアン(明るい青・寒色系)とマゼンタ(赤紫)が強く出る。 Kodakはイエローが強い。
フイルムを開発をしてきた技術者たちの色に対しての認識が、国によってかなり違うものなんだと感じた。

明日の空の青はどんな青しているんだろう・・。
by w-scarecrow | 2009-10-30 20:10 | うつわ