日幡光顕 備前宝瓶
備前焼の研究家でもあった日幡光顕氏の宝瓶。
日幡光顕は1920年(大正9年)に伊部天津神社の宮司の家で生まれ、ご自身も元神主さんであった。
備前の特徴である胡麻、桟切、窯変した素地の渋い味わいが楽しめる。
2002年に逝去されるまで茶器や花器などを中心に作陶されていた。
宝瓶の銅の部分全体に謡曲『高砂』の歌詞が書き込まれている。
今は殆ど結婚式などで聞くことはないが、長寿や夫婦愛を謡っている。
どちらも縁はないが、かぶせ茶を淹れながらうつわを眺めているのも楽しい。
日幡光顕『丹波湯呑』
黒飴釉の上に灰釉が施され、幽玄な景色が配された湯呑である。
秋空の遠い雲を追いかけながらの至福の一服。
一昨日から老母は私の姪っ子の家に泊りに行っている。 今日は曾孫たちの幼稚園の運動会。
何日も前から楽しみにしていた。
姪っ子が母(祖母)を連れて北海道や京都、箱根などへと旅をしてくれる。
息子としては本当にありがたく、頭が上がらない。
4,5年前に箱根に連れていってもらったときは温泉卓球で母は姪っ子を破ったらしい。
また卓球台のある所へ行きたがっている。 目指せクルム伊達。
昨日、姪から写メールが送られてきた。 奥高尾の鶏料理で有名お店で食べているらしい。
どんな料理なのかと興味深々で開いたら、満面の笑みをした母の顔写真だけだった。
ありがとう。
by w-scarecrow
| 2009-10-10 20:41
| うつわ